第16回歴史地震研究会

9月24日の見学会,大村神社にて(撮影:中村 操)

1.日程

  1999年9月24日 13時30分−17時40分
    「第16回歴史地震研究会」第1日 
      場所:上野ふれあいプラザ、3階 中会議室

     18時−20時 懇親会 (一人6000円)
   宿泊 上野シティーホテル(電話 0595-22-0101)
  

  9月25日 9時−12時
    「第16回歴史地震研究会」第2日 
      場所:上野ふれあいプラザ、3階 中会議室
   12時−13時 昼食
   13時ー16時30分 
     市民公開発表討論会
      「歴史地震フォーラム」
     場所:上野商工会議所ホール

   16時30分−18時 上野市商工会議所 第1会議室(30人収容)
     歴史地震研究会の運営と歴史地震研究の推進に関する会議


  9月26日 見学会
     上野シティー・ホテル 9時→木津川断層(野間地区)→
     服部川法華供養塔→上野市街地のクリープ→青山町大村神社
     →近鉄名張駅 15時30分解散
    

2.プログラム

(1)第16回歴史地震研究会 研究発表プログラム(上野ふれあいプラザ3階中会議室)


9月24日 

 主催者挨拶

 伊賀上野市長挨拶


 [歴史地震研究の方法]
 13時40分−15時30分
  小山真人(静岡大):日本の史料地震学研究の問題点と展望―次世代の地震史研究に向けて― 

  生島佳代子・小山真人(静岡大):天変地異記録媒体としての六国史の解析

  早川由紀夫(群馬大):9世紀に地震噴火記録が多いのは,単に史料残存条件に
     恵まれたたための見掛け現象か? 

  山口 亮・佐伯琢磨・坪川博彰:地震被害想定の歴史地震による検証

  宇佐美龍夫・渡邊健・八代和彦:安政東海・南海地震による大阪市中の被害分布

  宇佐美龍夫・渡邊健・八代和彦・中村亮一:歴史地震における震度3〜7の分布
     と活断層分布域

  小松原 琢・水野清秀(地質調査所)・金田平太郎(四国電力)・須藤宗孝・山根 
     博(ダイヤコンサルタント):史料による1662年寛文地震時の三方五湖周
     辺における地殻変動の復元

 [歴史上の津波の被害] 15時40分−17時40分
  羽鳥徳太郎:安永元年(1772)岩手県沖地震の規模と津波の可能性

  村上嘉謙(関西電力)・都司嘉宣:津波記録から見た元禄関東地震(1703年
     12月31日)の地震断層モデルの推定
  
  村上仁士(徳島大)、島田富美男(阿南高専)、山本尚明、上月康則、後藤田忠久:四国四県
における地震・津波の記録と被害状況について

  谷岡勇市郎(気象研):アメリカで記録された1854年安政南海地震津波の解析

  佐竹健治(地質調査所):海底における地震痕跡

9月25日
 [過去の大きな地震の研究]
 9時−10時15分
  井上公夫・今村隆正:高田地震(1751)と伊賀上野地震(1854)による土砂災害について
        
  榎本祐嗣(機械技研):安政見聞誌の地震時斗ー地震電磁気学事始ー」

  武村雅之(鹿島建設):1923年関東地震に対する日誌:河合清方の「大地震の記」

  武村雅之(鹿島建設):1923年関東地震に対する地質調査所調査報告から
   推定される被害分布

  宮川康平・中西一郎(京都大):1952年十勝沖地震の震源過程

 [三重県の歴史地震] 10時20分−12時
  羽鳥徳太郎:伊勢湾における津波・高潮の波高分布
  
  都司嘉宣(地震研):阿乃津、および志摩国国崎の歴史上の津波被害

  中西一郎(京都大)・荒島千香子・西山昭仁・土佐圭・北村健洋(京都大):
    安政元年(1854年)伊賀上野地震(1):史料調査

  中西一郎(京都大),土佐圭,北村健洋,荒島千香子,西山昭仁:
    安政元年(1854年)伊賀上野地震(2):地震被害と地震動 
     
  中村 操(防災情報サービス):安政伊賀地震(1854年7月9日)による液状化被害

  都司嘉宣(地震研):安政伊賀地震(1854)によって各地で起きたこと

  苅谷愛彦(地質調査所):木津川断層の変位地形とその最新活動

研究発表終了 12時00分

 
(2)歴史地震フォーラム  市民公開研究発表討論会
  主催  歴史地震研究会、伊賀上野市民フォーラム
  9月25日 13時30分〜16時30分 伊賀上野商工会議所 大ホールにて
  テーマ:安政伊賀上野地震(1854年)から三重県の地震防災を考える
  司会:谷岡勇市郎 気象研
 
   開催挨拶:都司+地元名士、市民フォーラム
       13時30分−45分 
 
   寒川 旭(さんがわ あきら) 地質調査所       
       三重県の活断層と地震考古学ーー伊賀上野地震と木津川断層を中心にーー
     13時45分−14時10分
        
   中西 一郎(なかにし いちろう) (京大理)
       史料でみる安政元年伊賀上野地震の進行過程
     14時10分−14時35分

   都司 嘉宣(つじ よしのぶ) (地震研)
        史料で見る安政元年伊賀上野地震による個々の被害
     14時35分−15時00分

 (10分休憩)

   中村伊英(なかむら よしひで) 伊賀上野市市民防災フォーラム代表
        市民の立場から地震防災のボランティア活動を語る
     15時10分−15時35分

   河田恵昭(かわた よしあき) (京大防災研)
        三重県の地震防災
     15時35分−16時00分

   自由討論、市民発言
    16時00分−16時25分
   
   まとめと閉会の辞  
    谷岡勇市郎    

   閉会 16時30分

(3)ビジネス・ミーティング 16時30分18時00分
   上野市商工会議所 第1会議室(30人収容)
   歴史地震研究会の運営と歴史地震研究の推進に関する会議  


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