1891年(明治24)11月9日の官報によれば,10月28日の地震(濃尾地震)の際に,富士山頂火口縁北側の牛ヶ窪から釈迦ヶ岳にかけて,広さ二百間(約360m),深さ百間(約180m)ほどが崩落したという報告が静岡県からあったという.なお,濃尾地震は濃尾平野北部を震源域とするM8.0の地震であり,富士山付近の震度はIVないしVである(宇佐美,2003).
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