■天文十四年(1545)土石流

 前出の『妙法寺記』に「天文十四乙巳(中略)二月十一日富士山ヨリ雪シロ水オシテ吉田ヘオシカケ,人馬共押流シ申候.殊ニ其水ニテ下吉田冬水麦ヲ悉押流申候.相残候大麦小麦吉」とある.天文十四年二月十一日(1545年3月23日)に雪代(ゆきしろ)(雪泥流)が発生し,富士吉田にまで流下して大きな被害を与えたことがわかる.


インデックスにもどる